美容室にはよく
「毛先の痛みが気になるので、根元だけ染めてください」
というお客様がいらっしゃいます。
これは【カラーリング=痛む】というイメージを持っている方が多いからだと思います。
果たして本当にそうでしょうか?
今回はそんな疑問にお答えしていきたいと思います。
そもそもカラーは髪にどんな作用があるのか?
一般的にヘアカラーと呼ばれている永久染毛と呼ばれているものです。
永久染毛はその名前の通り永久的に色を変えるもので、浸透したヘアカラー剤は酸化剤の作用によって髪のメラニン色素を分解、脱色。そこに染料が過酸化水素水とアルカリ剤の反応で発生した酸素と結びつき、酸化することによって色を発色させます。
ちょっと難しいので簡単に言うと、
髪を一度明るく(脱色)して色を入れる(発色)
という2つの働きが、カラーと呼ばれるものになっています。
カラーは暗くするときにはほとんど負担がかからない
カラーで髪への影響があるのは基本的に明るく(脱色)する時。
実はトーンダウンする時には
髪への負担はほとんどない
とも言えます。(*薬剤にもよる)
これはトーンダウンする時の薬剤には明るく(脱色)する作用が入っていないのが大きな要因になってきます。
デザイン重視からケア重視へ
サロンカラー限定の話ですが、最近のカラー剤には必ずと言っていいほどトリートメントが入っています。
これは今までの『デザイン重視』の考え方から、『デザイン+髪を大切にする』という志向に変わってきたという事です。
メーカーによって入っているトリートメントは様々ですが、仕上がりは退色している状態より確実に良くなります。
ツヤ感も出るのでより綺麗な髪に見えるはずです☆
ぜひ
も参考にしてみてください。
色味が変わる事によって、気分も変わる
毛先を染めない=色味は変わらない
という事です。
根元を染める事によって伸びてきた部分は分からなくなりますが、全体の印象は変わりません。
髪型を変える時は気分も変わってくると思います。
そこには絶対に色味も関係してくるので、
色味を変える=気分も変わる
季節やトレンドに合わせて変えていくのもオススメです☆
結果、絶対染める方がオススメ!
以上を踏まえた上で伝えたい事は
毛先は染めた方が良い
これは美容師さんだから言っているのではなく、その方が絶対オススメだからです!
負担も少なく、ケアまで出来て、色を楽しめるならその方がヘアスタイルの幅が充実してくるはずです。
今まで痛みを気にして、毛先のカラーを避けていた方もぜひいろんな色味を楽しんでほしいです☆
まとめ
・カラーには脱色作用と発色作用がある
・暗くする(発色作用)にはほとんど負担はかからない
・デザイン重視からケア重視へ
・色味が変わると気分も変わる
・毛先も染める方がオススメ
ホットペッパーなどで検索する時はしっかりとした価格であるほど、良いカラー剤を使っている事が多いのでぜひ参考にしてみてください。